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ドイツ銀行が次のリーマンショックの引き金になる?

ドイツ銀行が次のリーマンショックの引き金になる?

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※2016年9月下旬時点でのドイツ銀行最新記事はコチラをご覧ください※
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ユーロが燻っています。

6月23日24日の英国国民投票に伴うEU離脱結果を受けて以降、一気に値が崩れるかと思われたユーロはぎりぎりのところで留まっている印象です。ただ、そんなマーケットの中で陰で囁かれている次のリーマンショック。その引き金になるのがどうやらドイツ銀行だという話です。「それって本当?」と思ったので少しずつ調べてみました。

ドイツ銀行とは?

ドイツ銀行はドイツフランクフルトに本店を置くドイツの銀行です。名前から「中央銀行?(日本で言う日銀?)」と勘違いされ易いですが、違います。ドイツ最大の民間金融機関です。日本で言うメガバンクですね。2009年の大規模な銀行業界再編前にはドイツの三大銀行の一角と言われていました。日本で言えばさながら三菱東京UFJ銀行といったところでしょうか。設立は1870年と100年以上の歴史があり、当初は商業銀行でした。ただ、直近の1990年代半ばに投資銀行へ方向展開し今に至ります。

ドイツ銀行の株価を見てみた!


楽天証券より

2008年アメリカのニューヨークへ本社を置く一大投資銀行のリーマン・ブラザーズが破綻しました。上場廃止になったのは2008年9月です。その影響は世界中へ波及しました。その影響は、ドイツ銀行も例外ではありません。ご覧の通りチャートには大陰線が出現し、かなり株価を下げています。しかし、2016年7月の株価はさらにリーマンショック時の水準を超えて下回っています。市場からの評価が大きく低下している事が見て取れます。

あのジョージ・ソロスもドイツ銀行破綻に賭けた?

ジョージ・ソロスは1930年生まれの世界的投資家です。彼は1992年イングランド銀行相手にポンドを売り浴びせ、ポンド危機の引き金を引いた人物でもあり、彼は別名「イングランド銀行をつぶした男」とも呼ばれています。彼はポンド危機の際に15億ドル(米ドル102円換算で1,530億円)の利益を上げたと言われています。

そんな世界的に著名な投資家の彼が英国国民投票の際にドイツ銀行の株を空売りしていたことが先日ニュースで報じされました

ソロス・ファンド・マネジメントはドイツ銀行株で約700万株の空売りポジションを組んだ。英国の欧州連合(EU)離脱選択を受けて銀行株は急落している。

引用元: ブルームバーグ『ソロス・ファンド、ドイツ銀株を空売り-英EU離脱選択で下落見込む』

著名な投資家も破綻に賭けた銀行、それがドイツ銀行ということです。

ドイツ銀行が破綻したらそんなにマズい?



破綻したらそんなにマズイか?

冒頭でドイツ銀行を日本で言う三菱東京UFJ銀行と例えました。三菱東京UFJ銀行レベルのメガバンクが破綻したら日本国内はどうなるでしょうか?大混乱になる事は容易に想像が付くと思います。

そもそも

ドイツのGDP 3.73兆ドル(2013年)=米ドル円102円換算で380兆円

ですが、

ドイツ銀行の金融取引総額67兆ユーロ=ユーロ円115円換算で7,705兆円

ドイツGDPの20倍以上です。ユーロの中核を為すドイツGDPの20倍以上の規模がはじけ飛ぶなんて想像を絶する金額規模ですね。これが世界経済へ及ぼす影響の大きさたるやリーマンショック級、いや、それ以上でしょう( ゚Д゚)

今後もドイツ銀行の動向に注目せざるを得ません。
ハチ転びも調査を継続しようと思います。

ハチ転び-( ゚Д゚)

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