トルコ共和国で軍事クーデターが発生中!

トルコ共和国国旗

こんばんは。ハチ転びです。

世界はトルコのクーデターのニュースで持ち切りですね。
クーデターの首謀はトルコ軍だそうです。一部情報ではイスタンブールの主要な橋梁を占拠しているという情報や、テレビ局など一部マスコミ施設を占拠し、市民へ外出禁止令を出したという情報も入っています。今後の先行きを見つつ情報を注視したいと思います。

私がFXをはじめてから、このような大規模な政治的事象が発生するというのは記憶にありません。そのため、この事象がマーケットへどのような影響を及ぼすのか、非常に気になって少しドキドキしています。あと、はじめに言っておくとハチ転びは現在トルコリラ関連通貨ペアでポジションは持っていません。不幸中の幸いといっていいです(-_-;)
ただ、こういった政治的リスクも常に把握し、最悪の事態を想定しておかねばならないなと気持ちを引き締めます”(-“”-)”

現在、ニュースは散発的に入ってくる状況の為、追加の情報があれば紹介したいと思います。ハチ転びとしては改めてトルコ共和国についての知識を整理しようと思います。

そもそもトルコ共和国ってどんな国?

トルコ‗地図‗FX

調べてみたことをまとめてみました(^^)/

トルコ共和国の基本情報

正式名称はトルコ共和国(Republic of Turkey)。国家は1923年に設立されました。トルコ共和国はアジアとヨーロッパの中間という要衝に位置します。南は地中海、北は黒海に面し、西アジアのアナトリア半島と東ヨーロッパのバルカン半島東端の東トラキア地方を領有しています。

面積は78万576平方キロメートルあります。面積は日本の約2倍。トルコ国家統計庁調査(2015年)の情報を基にすると人口は約7,800万人です。

都市はインスタンブールの知名度が高い印象ですが、首都は内陸部のアンカラです。
言語はトルコ語。宗教はイスラム教が大半を占めます。経済成長率は近年では4.0%あります。日本やアメリカの経済成長率が高くて2.0%程度とザックリ考えるならばトルコ共和国はその倍の成長率があります。勢いのあるイメージが湧きませんか?”(-“”-)”

トルコ共和国の政治

トルコ‗エルドアン大統領

現在の国家元首はレジェップ・タイップ・エルドアン大統領です。就任は2014年8月28日で任期は5年の予定です。

議会は一院制で、議員定数は550議席。任期は4年となっています。
議会内では複数政党が存在しんすが、2002年以来、穏健イスラム政党である公正発展党(AKP)が単独政権を維持しています。ただ、近年2015年6月選挙では、第1党を維持したものの、過半数の維持に失敗。2015年11月に行われた総選挙でなんとか過半数を上回る317議席を復活させています。

エルドアン大統領もAKP出身です。
ただ、様々なマスメディアが報じる情報を加味するとエルドアン大統領の権力は非常に強く、彼の意思を尊重しない人間は職位を追われるそうです。エルドアン大統領のこういった非常に集権的な内政運営がクーデターの発端になったのでは?とハチ転びは考えています。

FXでも魅力的なトルコ共和国

トルコの通貨はトルコリラ(TRY)です。
政策金利は7.5%。他国と比べても非常に高い政策金利であり、その影響でスワップポイントも非常に高いです。
(☆スワップポイントとは?を知りたい方はコチラの解説ページをご覧ください)

スワップポイントはFX会社によってまちまちだが、トルコリラ/円(TRY/JPY)を1万通貨保有すると約115円を提供するというFX会社もあります。そのため、スワップポイントを狙ったトルコリラ/円(TRY/JPY)の買い(ロング)ポジションを長期で持つスタイルのトレーダーが多く存在します。「スワップ派」と呼ばれるトレーダー層です。

今回は、そんなトルコリラ/円のチャートを見てみましょう。以下をご覧ください。

0716トルコリラ円急落‗FXチャート
(ヒロセ通商LIONFX LIONチャート TRYJPY 15分足チャート)

当然といえば当然ですが、トルコリラが急落しています。円だけでなく、米ドル、ユーロに対しても急落しています。
トルコリラ/円(TRYJPY)の買いポジションを持っているスワップ派の方には非常に厳しい情勢となってしまいました。

週明けのトルコリラの動向へ注目!

ハチ転びとしては、トルコ共和国のクーデターの結果がどうなるかというよりは、いつ決着するのか?がマーケットの焦点になりそうな気がしています。

ただ、いずれにせよ週末のマーケット休場のタイミングでクーデターに関しての情報はマーケット全体を駆け巡りますし、様々な情報が次々と発信されていきます。そのため週初から大きくレートが変動する可能性や、窓が大きく空く可能性があります。

加えて、7月17日(月)は日本は祝日となり日本のマーケットが休場となりますので、全体的に取引量も少なく、大きなレート変動が発生し得ます。そのため、注意が必要であるとともに、リスクオフ通貨の円(JPY)への買いのボリュームも変化する可能性もあります。

米ドル/円は先週から円安傾向ではありましたが、このトルコ共和国のクーデターがどういった影響を及ぼすのか?

注視していきたいと思います。

そして、継続してトルコ共和国クーデター関連情報の収集に当たりたいと思います!

ハチ転び(。-`ω-)