どうなった?トルコ共和国での軍事クーデター

トルコ‗イスタンブール

おはようございます。ハチ転びです。

昨日に引き続き、トルコ共和国の軍事クーデターのニュースについて取り上げます。
(☆トルコ共和国クーデター報道に伴う為替への影響に関して取り上げた記事はコチラ)

なお、情報に関してはBBCなど情報の早い海外メディアの報道を参考にしています。

トルコ共和国での軍事クーデターは概ね収束した模様

ビナリ・ユルドゥルム首相‗クーデター情報発表会見

(TNTより)

Some 2,839 soldiers, including high-ranking officers, have been arrested after an attempted coup that is now over, says Turkey’s PM Binali Yildirim.

7月16日ビナリ・ユルドゥルム首相はトルコ共和国首都アンカラで会見を開き、「高職位の役人を含む2839名の兵士の拘束」、「民間人・警察で161名の死者を出したこと」「負傷者は1440名にのぼること」を発表したとのことです。

トルコ共和国クーデターの一連の流れ

ハチ転びがBBC NEWSをはじめ複数メディアの発信する情報を総合的にまとめたものです。情報確度が100%という訳にはいきませんので、あくまで参考にご覧ください。

トルコ共和国軍事クーデター顛末とは

トルコ共和国クーデター発生時間

クーデター発生は7月15日(金)の日本時間22時~22時半前後だったそうです。反乱軍が国営メディアであるトルコ国営放送のアナウンサーに「全権掌握」「戒厳令」の報道を読ませた。

反乱軍と正規軍の戦いはトルコ共和国各地で行われる

反乱軍はイスタンブールのボスポラス海峡にかかる2つの橋を占拠しました。また、首都アンカラでは国会議事堂で軍事衝突が勃発。一部では、国会議事堂へ空爆が行われたとの報道情報もあるようです。このように軍事衝突はトルコ共和国国内各地で発生した模様。

なぜ、このタイミングだったのか?

一連の報道を集約すると現職大統領のエルドアン氏が休暇中で国内不在のタイミングを狙ったものだったようです。エルドアン大統領は反乱勃発当初、スマートフォンの動画通話機能を使ってメディアを通じ、トルコ共和国国民へ「(反乱軍の戒厳令に対抗し)街頭や空港に向かって、軍事クーデターに抵抗する」ように呼びかけたとのことです。

クーデターは終焉した模様!

この記事の冒頭で取り上げたとおり、ビナリ・ユルドゥルム首相が首都アンカラでクーデター終結宣言的な会見を行っています。

今後の注目点はココ!

今後の注目すべきポイントとしてはズバリなぜクーデターが起こったのか?これは現状推測の域を出ませんが、集権的に国家運営を推し進めるエルドアン大統領への反発があったのではないか?と考えています。加えて、この反発がこのクーデターをきっかけに国民の中でも強まり、例えばエルドアン大統領が退陣し、トルコ共和国が政治不安に陥る・・・などの最悪のシナリオもあります。取り急ぎ、一連の事実報道は徐々に出てくると思いますので、引き続きウォッチしていきたいと思います。

トルコ共和国クーデターに伴うFXへの影響は?

正直何とも言えません。現在トルコ共和国国内では今後に対しての不安が蔓延しているでしょう。

ただ、短期的にクーデターは終焉したこと、そして世界的通貨流通の中ではトルコリラの流通量は限られていることを鑑みると、世界的リスクオフまでは行かない気がします。

ただ、もちろんトルコリラ(TRY)自体は週明けも報道に伴ってレートが大きく変動する可能性があるため注意が必要です。

ハチ転び(。-`ω-)

(※このブログ“東京FX”は執筆者ハチ転び個人の考えを書いています。決して投資助言を行うものではありません。情報の正確性も保証出来かねます。本情報に基づいた投資判断に関しては自己責任でお願い致します)