超重要指標!アメリカ雇用統計を振り返る!
おはようございます。ハチ転びです。
今日も暑いですね(-_-メ)
ところで、小さい頃、夏休み中の宿題や勉強って午前の涼しい時間にやるように言われませんでしたか?その方が捗るって言われていました。
けれども、朝の時点でもうこんなに暑かったら一日何もやる気が起きなさそうですよね(汗)
でも、頑張ろうと思います。
さて、今日は昨晩金曜のPM21:30に発表があったアメリカの雇用統計に関して数値と発表前後のマーケットの動きについて振り返りたいと思います。
雇用統計は予想を上回る+25.5万人!
まずは、米雇用統計(非農業部門雇用者数)、失業率、平均時給の予想数値と発表数値について振り返ります。
【※先月数値(+は対比の増加量)】 予想 4.8% 予想 +2.6%米雇用統計(非農業部門雇用者数)
予想 +18.0万人
発表 +25.5万人
前回 +28.7万人失業率前回【※先月数値(+は先月対比の増加量)】
発表 4.9%
前回 4.9%平均時給【※昨年同月対比(+は対比の増加量)】
発表 +2.6%
前回 +2.6%
です。
個別の指標についてのレビューに入ります。
まず、雇用統計(非農業部門雇用者数)は予想を大幅に上回る+25.5万人(予想比+7.5万人)で非常に良い数字でした。
前月発表が過去稀に見る高数値だったため前月発表数値割れしましたが、その影響は(後ほどチャートを見ますが)無かったようです。
また失業率も平均時給も予想と同数値となり懸念材料はほぼありませんでした。
先月7月はNYダウが史上最高値を更新するなど米株が絶好調でしたからそれを裏付けた結果になります。
米雇用統計発表を受け米ドル円の動きは?
(セントラル短資FX プログレッシブチャート 5分足チャート)
ご覧の通り、米雇用統計の好調な数値が好感されマーケットでは米ドル買い。米ドル高へ推移し、米ドル円は約1円上昇しました。
米ドル円 低値100.944円 ⇒ 最高値102.057円
その後は若干反発し101.80円台で週を終えています。
アメリカの利上げに注目集まる?
マーケットが好感した今回の米雇用統計。
ただ、これで9月FOMCでの利上げが高まったかというと、まだ9月FOMC前にもう1回米雇用統計発表(9月2日)があるため、これで9月利上げ確率云々・・・というのは時期尚早でしょう。
もし、注目が集まるとすれば8月26日のジャクソンホール会合でのFRBジャネット・イエレン議長の発言でしょう。ジャクソンホール会合とは例年FRBをはじめその他の中央銀行当局者が出席する会合です。
そこでタカ派的な意見が出て、9月発表の各種指標数値も好調ならば9月利上げ、もしくは年内利上げの可能性をマーケットは感じ取り、再びマーケットは米ドル買い、米ドル高となるでしょう。
好調な雇用統計結果を受けてダウはどうなった?
そして最近当ブログでも多々登場するようになったダウの推移も見ておきましょう。
(GMOクリック証券CFD プラチナチャート 米国30 日足チャート)
日足で見ると今週冒頭陰線が連続し、値を下げていましたが金曜日は雇用統計の数値を受けてダウも上昇して引けています。直近では米国経済は上向き継続として見ておいて良さそうです。
今後の戦略を現時点で考えると・・・
今回の雇用統計を受け、米株好調なので素直に「米ドル円ロング!」と行きたいところですが、日本株は好調とは言えません。
ETF増額買いが先日初めて入りました。従って日本株下落の可能性は若干緩和されたとはいえ、日本株が「好調ではない」という点を鑑みれば、米ドル円で何も考えずロングとは言い難い感じですね(;^_^A
通貨ペア選びは「今最も強い(投資家のキャッシュが向かう先にある)通貨」と「今最も弱い(投資家のキャッシュが逃げる元にある)通貨」の組み合わせが肝心です。
強いて言えば、利下げしたばかりの豪ドル、英ポンドの方がリスクは少ないかも知れません。
つまりは豪ドル米ドル(AUD/USD)のショート、英ポンド米ドル(GBP/USD)のショートかな~と考え中です。
そんな通貨ペア&NYダウの動向に注目しながら来週へ戦略を練っていきたいと思います。
夏場なのでマーケット参加者も減ってくるとは思いますが、宜しくお願いします。
ハチ転び-(; ・`д・´)-
※ハチ転びの先週のFXマーケット予想はコチラの記事をご覧ください。