トルコの格付けが徐々にヤバい方向へ|д゚)
おはようございます。ハチ転びです。
今日も天候が芳しくないようですね(;´・ω・)
ハチ転びはもう既に“カラッとした秋晴れ”を所望中ですが、いかがお過ごしでしょうか?
リオ・オリンピックもいつの間にか終盤ですね。
吉田沙保里選手の金メダルを惜しくも逃した後の涙でもらい泣きしてしまいました(ノД‘)エエイアア
しかし、昨日夜半からオリンピック熱狂中だったハチ転びの目線は一転!トルコへ注目していました。
昨日朝の記事でも触れましたが、昨日は英国の世界的格付け会社の1社であるフィッチ・レーティングスのトルコ国債格付け見直しの結果発表の日でした。
ハチ転びは2月にトルコリラで痛手を食らってから手を出していません。
ただ、トルコリラは日本では人気の高スワップ新興国通貨なのでハチ転びも継続してレートを見てはいます|д゚)
さて、それではフィッチ・レーティングスの結果に触れる前に周辺状況をまとめておきましょう。
そもそもなぜトルコは格下げ対象に?
トルコはご存知の通り7月15日に軍事クーデターが起こりました。
(☆そもそもトルコってどんな国?という方は纏めて書いてあるコチラの記事をご覧ください)
首謀者は「トルコ軍の一部将校」となっていますが、正直ハッキリしません。
原因はエルドアン大統領の強権政治への反発ではないか?と言われています。
トルコ共和国の軍事クーデター以降、エルドアン大統領は政敵でありアメリカ合衆国へ亡命しているギュレン師をクーデターの先導者であると断定。
ギュレン師の身柄引き渡しをアメリカ合衆国バラク・オバマ大統領へ要求するとともにトルコ共和国内のギュレン師の信奉者とされる軍人や警官、検察、裁判官ら合計約8万人の身柄を拘束しています。
これはトルコ共和国内の内政運営に少なからず支障を来たしているでしょうね。
8月の現在トルコ共和国の治安悪化までは至っていませんが、先行き不透明感は強く感じられる状況です。
トルコ軍事クーデターを受けた各格付け会社の判断はまちまち
世界的な格付け会社としてはスタンダード&プアーズ、ムーディーズ、フィッチ・レーティングスが有名です。
これらの著名な会社の格付け会社の発表結果は個人投資家以上にファンドマネージャーなど他者の資金を運用する大口トレーダーの判断に大きな影響を及ぼします。
なぜかというと、格付けが低い国(国債)に対して投資を行っていて仮に損失を出した場合、出資者からの糾弾に運用者は答えられないからです。
さて、各社ごとの動きを以下へまとめます。
スタンダード&プアーズ
スタンダード&プアーズは7月20日トルコの外貨建て・リラ建て長期債務格付けを従来の「BB+」から「BB」へ1段階の格下げを他格付け会社に先駆けて最速で行いました。
格付け「BB」は投機水準とされています。
ムーディーズ
ムーディーズはトルコ格付けを見直すこと、そして8月6日の結果を発表することを7月18日に宣言していました。
ムーディーズのトルコ国債格付けは投資適格級で最低水準の「Baa3」のため、投資不適格級(ジャンク債)へ格下げを行うのか注目が集まっていましたが、8月6日に現状維持(判断見送り)を発表しました。
改めて2016年10月頃を目途に格付け見直しを行う可能性を示唆しています。
フィッチ・レーティングス
フィッチ・レーティングスのトルコ格付けは「BBB-」です。
ムーディーズが格付け見直しの可能性を示唆した7月18日時点で、フィッチ・レーティングスもトルコ格付けを見直す可能性と8月19日をめどに検討結果を発表するという内容を事前に宣言していました。
はたしてその結果やいかに?!
フィッチ・レーティングス結果発表!果たしてトルコの運命は?
まず、確実な情報ソースとして以下に触れます。
Fitch Affirms Turkey at 'BBB-'; Revises Outlook to Negative https://t.co/Iv4CsWfvy2 pic.twitter.com/pWoOjmZJwG
— Fitch Ratings (@FitchRatings) 2016年8月19日
格付け会社のフィッチ・レーティングスは 「トルコの格付けを確認、見通しを安定からネガティブに引き下げ」たと発表しました。
ん?!どういう事?|д゚)
つまり、“現時点ではフィッチ・レーティングスはトルコの「BBB-」の格付けは格下げることはないが。今後格下げを行う可能性も(強く)視野に入れながら引き続きトルコ情勢を見守る“ということだとハチ転びは解釈しています。
なお、格付け会社が視点を“ネガティブ”へ切り替えた場合、よほどの状況安定化が無い限り半年~1年程度で格下げになる可能性が高い模様です。
引き続き、トルコの格付けには注意が必要です、
フィッチ・レーティングスの発表を受けてトルコリラは?
気になったのでチャートを見てみました。
(セントラル短資FX プログレッシブチャート TRY/JPY 5分足チャート)
フィッチ・レーティングスのツイッター配信時刻を見ると4時間前となっていますので、おそらく日本時間AM5:00以降ではないか?と思いますが、チャート上ではさして大きな反応は見られません。
チャートをご覧いただけると分かる通り、10pipsも動いていない。。。((+_+))
そのため、金曜日のマーケットには結果が織り込まれていない可能性があります。
そのため、週明けにはTRY/JPYで窓が大きく空いて上昇する可能性があります。
トルコリラのロング中の方には朗報になるかも知れません( ゚д゚)
なお、今は円高の流れもありますので、より大きな窓を見るならUSD/TRYの方に週明け注目すると良いかもしれませんね。
トルコ格付けに関する記事まとめ
トルコリラはTRY/JPYの場合、スワップポイントが1万通貨の買いポジション保有1日ごとに100円以上FX会社によって獲得出来る大変人気のある通貨ペアです。
新興国のため、政変リスクやこの記事であるような格付け変動リスクにさらされやすいですが、そういったリスクも加味した上でトルコリラへ投資するなら良いでしょうね。
ハチ転び的には多くても数万通貨単位でなら投資を検討してもありかも知れません。
ただ、トルコに関しては次のフィッチ・レーティングスの発表もまだわかりませんから、現時点でトルコリラより安定性を考えてスワップポイントを狙ったトレードを検討する場合には南アフリカランド(ZAR/JPY)などの方がよいかも知れませんね。
※なお南アフリカランド円もトルコリラ円も高スワップポイント提供中のFX会社はヒロセ通商が有名です。
※上のバナーから無料で口座開設出来ますので宜しければドウゾ(*’▽’)
それでは、よい週末を!!
ハチ転び-(; ・`д・´)-
(☆そもそもトルコ格付けって何?という点をもっと知りたい方はコチラの記事もご一緒にドウゾ!)
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