先週は微妙な動き

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おはようございます。ハチ転びです。

先週は冒頭米ドル高へ傾いて9月利上げの期待が高まったのも束の間、ISM非製造業景況指数含め個別経済指標で惨敗し、週半ばに米ドル安となりました。

その後、なんとか米ドル高へ戻して102円台で引けています。

米ドル高へ大きく転換しなかった理由としては、ブラックアウト突入前週であったにも関わらず、注目されたFRB高官のタカ派発言が比較的大人しかったことが挙げられるのではないでしょうか?

うーん、9月の利上げはどうでしょうか?

FEDウォッチを見てみましょう。

先週を受けてのFEDウォッチ

FEDウォッチとは

はじめて取り上げるので少し触れておきます。

FEDウォッチとはシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)が発表するフェデラル・ファンド金利(FF金利)の先行き予想値です。

FF金利とはアメリカ短期金利の代表的指標であり、FRB(米連邦準備理事会)がFOMC(米連邦公開市場委員会)で決定する政策金利のことです。

FEDウォッチの見かた

FEDウォッチに関しては誰でも無料で見られます。

サイトはコチラ

具体的に見てみましょう。

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まず注目すべきは向かって左の棒グラフです。

現在のFF金利は0.25%~0.50%ですが、それに該当する棒グラフの25-50bps(ベーシスポイント)の確率は76.0%(つまり現状維持との見通しが76.0%)となっています。これが現在の確率です。

ここで向かって右側を見てください。

25-50bpsはPrevious Day Probability(前日の確率)を見ると82.0%とあることから、現状維持の確率は前日の82.0%から76.0%へ下がっています(逆に言うと50-75bpsの確率が上がっています)。

つまり、利上げの確率は前日よりはわずかに上昇したというわけです。

しかし、70%を超える(この場合50-75bps確率)と利上げの可能性が現実味を帯びてくると言われている中で、現状の24.0%という確率は非常に低い確率となっています。

先週の米ドル円(日足で中期トレンドをCheck!)

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米ドル円の日足チャートは年初から米ドル安円高のチャネルを抜けていません。

この流れは比較的強烈です。

先週も上の抵抗に押し戻されました。

全体的なマーケットの流れはアメリカ経済への期待&米ドル高のため、基本的には上目線(ロング)で中長期的なエントリーを行いたいのですが、そのタイミングはきっちりチャネルを終値で上抜けしたタイミングになるでしょうね。

そのタイミングが今週果たしてくるのかどうか?注目したいと思います。

今週(9/12~)の注目すべき経済指標

さて、ハチ転びが独断と偏見で重要視する今週の指標はこんなところ。

週初はブラックアウト入り前のFRB高官の発言スケジュールにチェックです。

(米)ロックハート(アトランタ連銀)総裁の発言

9月12 日(月)日本時間21:05
注目度:★★☆

(米)カシュカリ(ミネアポリス連銀)総裁の発言

9月12 日(月)日本時間26:00
注目度:★★☆

(米)ブレイナードFRB理事の発言

9月12 日(月)日本時間26:00
注目度:★★☆

(欧)ドラギECB総裁の発言

9月13 日(火)日本時間18:00
注目度:★☆☆

(英)失業率

9月14 日(水)日本時間17:30
注目度:★☆☆

(スイス)SNB政策金利&声明発表

9月15 日(木)日本時間16:30
注目度:★★☆

(英)BOE政策金利&声明発表

9月15 日(木)日本時間20:00
注目度:★★☆

(米)新規失業保険申請件数&小売売上高&生産者物価指数&フィラデルフィア連銀景況指数

9月15 日(木)日本時間20:00
注目度:★★☆

(米)消費者物価指数

9月16 日(金)日本時間21:30
注目度:★★☆

(米)ミシガン大消費者信頼感指数

9月16 日(金)日本時間23:00
注目度:★☆☆

今週(9/12~)のFXマーケットまとめ

基本的には次週のイベントを踏まえて米ドルは様子見の動きになるんじゃないかと思います。

それはそれでツライですが(;^_^A

ただ、今週はもイギリスの失業率や政策金利発表、豪州の雇用指標などアメリカ以外の経済指標も多く発表されるのでそちらの方へも注目したいと思います。

それでは、今週も宜しくお願いします!!

ハチ転び-(; ・`д・´)-

→ハチ転びが考えるFX会社の条件とは?こちらのページにまとめていますので良ければご覧ください。