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≪2016年9月13日ブログ≫【★ブラックアウト突入!】FEDウォッチとブレイナードFRB理事の発言に見る米利上げの可能性

ブラックアウトへ突入

おはようございます。ハチ転びです。

ブラックアウトへ突入ですね。

いやぁ、先週冒頭ブラックアウト前はFRB高官発言でマーケットが右往左往するかなーなんて思っていましたが、拍子抜けの結果に終わりました。

くどいようですが、一応触れておくとブラックアウトというのはFOMC実施前週の火曜日からFOMC結果発表時までの期間を指し、該当期間内にFRB高官が金融政策関連の発言を禁止する期間です。

イメージとしては上場会社員のインサイダー期間(一定期間株の売買が禁止される)のようなイメージです。

本日からブラックアウトのため、FRB高官は“発言する”という手段でマーケットとのコンセンサスを高める事はできません

そのため、よほどのことが無い限り、FOMCはブラックアウト前の流れをくむことになるんですが、取り急ぎ、直近のFRB理事ブレイナード氏の発言主旨を振り返っておきます。

ブレイナードFRB理事の発言


(ブレイナードFRB理事 PHOTO: ANDREW HARRER/BLOOMBERG NEWS)

ブレイナードFRB理事とは

本名をラエル・ブレイナード

以前は現オバマ政権下で元国際担当財務次官として従事していました。

カート・キャンベル前国務次官補の妻としても知られています。

連邦準備制度理事会(FRB)の理事への就任は2014年7月16日。

FRB理事を務めて現在3年目です。

ブレイナードFRB理事基本的にハト派(慎重派)として知られていますが、今回はそんなブレイナードFRB理事からも米利上げに対してタカ派発言が出るのではないか?とマーケットは期待していたようですが・・・

「米利上げの根拠はそれほど強くない」

発言日時は日本時間9月13日AM2:00でしたが、ブレイナードFRB理事は「米利上げの根拠はそれほど強くない」という慎重な態度を示しました。

ブレイナード氏は講演で、労働市場にある潜在的な弱さや海外経済関連のリスクを挙げた上で性急な利上げに対する警戒感を表明。
現在みられる「ニューノーマル(新常態)」は緩和的な政策の解消に慎重である必要性を示していると指摘した。

ブレイナードFRB理事の発言を受けてFEDウォッチは?

ここでFEDウォッチを見てみます。

若干キャプチャを撮るタイミングで数値がズレていますが、25-50bpsの数値が85%まで上昇しています。

つまり、米利上げなし(FF金利は現状維持)だろう確率がブレイナードFRB理事発言前日よりも高まったことを示しています。

絶対は無いですが、9月米利上げはほぼ困難な状況に。う~ん(。-`ω-)

また、年内米利上げの確率も減少しました。

これを受けて日銀はどうする?

米利上げ確率に関してはもう仕方ありません。

たぶん9月に米利上げの可能性は非常に低いです。

ただ、このタイミングで日銀がどう動くのか?

「日銀はFOMC決定前の追加緩和は控えるべき」との浜田内閣官房参与発言も先日報道されましたが、9月の米利上げが見送られるタイミングであれば日銀は出方に少し余裕が生まれた、というか何かするには千載一遇のチャンスなのではないか?とも思うわけです。

まぁ、直近で日経平均株価も悪くない(良くもないけど)状況なので今、追加緩和するべきか?という議論ももちろんあると思いますが(;^_^A

いずれにせよ、ハチ転び的には次週の注目はFOMCより日銀へ傾きつつあります。

そんな中ハチ転びはまだ今週ノーポジです。

チャートを見る限り米ドル円よりユーロ円の形状がなんとなく気になっています。

それでは、引き続き、宜しくお願い致します。

ハチ転び-(; ・`д・´)-

(☆FX会社の選び方についてご質問を頂きましたのでこちらのページでまとめています。宜しければドウゾ)