再びきな臭い話題が…
ジメジメじめじめ(;´∀`)
直射日光はさほどでも無いんですが、湿度が堪える年齢になって参りました。
おはようございます。ハチ転びです。
最近またドイツ銀行がマーケットを騒がせていますね。
このブログ“東京FX”を開設した直後にも取り上げたドイツ銀行ですが、改めて情報をアップデートしたいと思います。
ドイツ銀行とは
ドイツ銀行(Deutsche Bank)は本店をフランクフルト・アム・マインに置くドイツのメガバンクです。
設立は1870年の超老舗。
名前からドイツの中央銀行と誤解されやすいが、ドイツの中央銀行はドイツ連邦銀行です。
ドイツ銀行はコメルツ銀行、ドレスナー銀行とともに「ドイツ三大銀行」と位置付けられており、日本国内で言うところのみずほ銀行、三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行といったメガバンクの一角です。
ただし、銀行としての主幹事行は商業銀行ではなく、投資銀行としての側面が強く、2005年時点では収益の約75%を投資部門から出すほどにまで比重が偏っていました。
なお、余談ですが、ドイツ銀行はフランクフルト証券取引所のほか、ニューヨーク証券取引所へも株式上場しており、ドイツ株価指数(DAX)の採用銘柄のひとつでもあります。
ドイツ銀行の破綻に賭けたジョージ・ソロス
ドイツ銀行が直近でフォーカスされたのは6月24日の英国EU離脱国民投票時でした。
当時、世界的な投資家ジョージ・ソロスがドイツ銀行株の空売りを大量に仕掛けていたことが報じられました。
その規模は700万株、日本円に換算して約100億円でした。
結果、株価は23ドルから15ドルまで下落しました。
ドイツ銀行は本当にヤバイのか?
ドイツ銀行は、モーゲージ債(不動産担保証券)の不正に伴い米司法省から140億ドル(約1兆4000億円)の制裁金が課される見込みです。
ドイツ銀行の資本は2016年前半時点で確か、470億ユーロ(5兆3110億)程度だったことからも制裁金の負担比率の高さをうかがい知ることが出来ます。
ただ、銀行はバーゼル条約で最低限の自己資本規制比率が定められています。
制裁金が課された時点での資本がどの程度になるのかわかりませんが、この自己資本規制比率の最低限クリアせねばならないラインを割ってしまう可能性が懸念されています。
しかし、今回ドイツのメルケル政権は、自己資本悪化で経営難に陥いるドイツ銀行の救済を見送る決定が為されたと報道されました。
その結果、
ドイツ銀行は6.2%の大幅下落、上場来最安値です。 pic.twitter.com/fbTXtjZMHJ
— T.Kamada (@Kamada3) 2016年9月26日
ドイツ銀行の株は下落の一途をたどっています。
ドイツ銀行が破綻したらどうなる?
再度明記しますが、
ドイツのGDPは3.73兆米ドル(373兆円)です(2013年時点)
ドイツ銀行の金融取引総額67兆ユーロ=ユーロ円113円換算で7,571兆円
ドイツGDPの20倍(;´∀`)です。
まさに想像を絶する爆弾が爆発しますので、欧州から世界経済危機へと波及することは想像に難くありません。
そうするとアメリカ利上げどころの騒ぎではなくなります。
ドイツ銀行の動向にはこれからも注視していく必要性た極めて高そうです。
ハチ転び-(; ・`д・´)-