ECBで少しだけザワつくマーケット
おはようございます。ハチ転びです。
今日も比較的暖かく、最高気温は17℃くらいになるそうです。
ただ、風が吹くと一気に体感温度が下がりますから、こういう時は服装にはホント迷いますよねェ(。-`ω-)
さてFXです。
米ドルをはじめ、マーケットは徐々に動きの強さを失い、昨晩のECB、そして来週のFOMCの動きを待つかのような動きを見せつつあります。
ECBの発表内容
主要政策金利は据え置き、資産買入れ枠は減額
[フランクフルト 8日 ロイター] – 欧州中央銀行(ECB)は8日に開いた理事会で、現在月額800億ユーロとしている債券買い入れの規模を来年4月から月額600億ユーロに縮小することを決定した。来年3月末までは現行のペースを維持する。買い入れは2017年末まで、もしくは必要に応じてそれ以降も継続するとした。
引用元:ロイター ECB理事会後のドラギ総裁の発言要旨
昨日は欧州中央銀行(ECB)の政策金利発表が日本時間の21時45分、ECBドラギ総裁の定例記者会見が22時30分に行われました。
発表内容のポイントは以下3点かと思います。
・政策金利は0.00%へ据え置き、中央銀行預金金利は-0.40%へ据え置き
・毎月800億ユーロの債券買い入れ額を2017年4月から600億ユーロへ規模を減額
・ただ、テーパリング(量的緩和施策に伴う段階的な金融資産買入れ額の減額)の議論はなく、毎月の資産買入れ額は800億ユーロへ戻す可能性も視野に入れている(※つまり「テーパリングではない)と言っている)
今回の「資産の買入れ額減額」はテーパリングなのか?
世界経済において英国国民投票に伴うEU離脱決定や米国トランプ政権誕生、ユーロ圏諸国での選挙の行方など流動的な部分はあるものの、「市場は底堅い」とECBは見たようです。
確かに先日のユーロ経済指標の結果も悪くなかった印象です。
今回の資産買入れ額の減額に対して、マーケットはすぐに「テーパリングか?!」と反応し、ユーロ高へ振れましたが、「今回はテーパリングではない」、「状況に応じて資産買入れ額を800億ユーロへ戻す可能性」をECBドラギ総裁がコメントで示唆することで、一方的にユーロ高にしないようにマーケットへクギを刺した格好です。
ただ、ハチ転び個人的には、その後様子を見ながら買入れ額を更に減額させる可能性も否定していませんので、結果的にテーパリングになる可能性はあるかなと思っています。
つまり、今後の資産買入れ額の変遷は“経済状況次第”での判断となるわけですから、その後結果的に資産買入れ額を順次減額していって最終的に0円になれば、それは“テーパリング”となる訳です。
さて、これからのユーロ圏の政治、経済がどのような変遷をたどっていくのか、注目したいと思います。
ユーロ米ドルFXチャート
ユーロ米ドル1時間足FXチャート
ユーロ米ドルの1時間足チャートです。
ECBの政策金利発表、ECBドラギ総裁のコメントに伴う値動きが分かりやすいように1時間足チャートを掲載しました。
ユーロ米ドルは一時1.087まで急騰しました。
ただ、現在は1.06周辺を推移しています。
概ねユーロ米ドルは1.07~1.05あたりが現状は居心地良さそうだなと思います(*’ω’*)
ユーロ米ドル日足FXチャート
ある程度の期間で動きを見たかったので次に日足のユーロ米ドルチャートです。
大枠ではユーロ安米ドル高のトレンドは変わらずといったところです。
ただ、今回資産買入れ減額の影響も限定的だったこと、そして1.05の壁が非常に堅いことを鑑みると、しばらく(年内くらい?)は1.07~1.05のレンジに挟まれて右往左往しそうです。
もちろん、来週のFOMCでの米利上げが濃厚ではありますが、マーケットには織り込まれているため、1.05を割る確率は低いのではないかな?と思うのがハチ転び的予想です。
そのため、1.05~1.07で回転売買するのがしばらくは良さそうだなぁと考えています(*´з`)
いまのポジション
現在ポジションはありません。
ECB前に米ドル円でデイトレで結果は+44pipsでした。
今日は金曜日のためポジションは持つことはあっても、週末持ち越しはしない予定。つまりデイトレになりそうです。
年末の忘年会ロードに絶賛突入中ですが、飲み会中でもトイレで頑張ってポジションコントロールに勤しみたいと思います(爆)
それでは、今日もよろしくお願いします!
ハチ転び-(; ・`д・´)-
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