トルコリラチャートを振り返ってみる
お疲れ様です。ハチ転びです。
今日はFXマイナー通貨でも人気のトルコリラについて振り返りたいと思います。
トルコは今年、クーデターの勃発をはじめ、様々なニュースで市場を賑わせました。
⇒トルコクーデター時の記事はコチラをご覧ください。
⇒トルコ格下げについて書いた記事はコチラをご覧ください。
直近でもテロ事件が起きています。
当ブログでもトルコリラクーデター時の記事のアクセス数は非常に多く、私もトルコに対しての関心度の高さをうかがい知るきっかけになりました。
今回、トルコリラのチャートを見ていて、興味深い形状をしていたので久々にブログ記事で取り上げてみようと考えました。
本当にトルコリラは人気なのか?
(2016年11月取引所為替証拠金取引(くりっく365)通貨ペア別取引量より)
これは2016年11月のくりっく365の通貨ペア別取引数量です。
トルコリラ円は取引数量が367,754となっています。
これはユーロ米ドルよりも多い数量です。
加えて昨年同月対比では13.4%とかなり減少していますが、裏を返せば昨年11月は今の約8倍(米ドル円おり多い)もの数量が取引されていたという事になります。
トルコリラ円の取引がとても盛んなのか見て取れます。
トルコリラなぜ人気?
(※外為どっとコムのホームページより)
トルコリラは金利が現在8.00%
主要国通貨と比べると非常に高い金利水準となっています。
そのため、トルコリラをロング(トルコリラ円なら買い、米ドルトルコなら売り)してポジションを持っていれば高いスワップポイント(スワップ金利)を手に入れることが出来ます。
トルコリラのスワップポイントは?
FX会社の中でトルコリラを最も強く打ち出している会社はヒロセ通商です。
その証拠としてトルコリラのスワップポイントを115円(固定)としています。
つまり1万通貨トルコリラ円の買いポジションを保有して置けば1日で115円手に入れることが出来るということです。
これは同じく高金利通貨として人気の豪ドル円のスワップポイントが50円/日(※同じくヒロセ通商の値)ということと比べても如何にトルコリラ円のスワップポイントが高いのかが分かります。
ただ、先ほどのくりっく365の通貨ペア別取引量にもありましたが、なぜ直近で取引量が減っているのでしょうか?
トルコリラのチャート分析
トルコリラ円週足チャート
トルコリラ円の週足チャートです。
ご覧頂ければわかる通り、2014年12月を高値に約2年間下落トレンドが継続しています。
2014年12月のトルコリラ円の高値が53.969円。
2016年12月のトルコリラ円の現在値が33.500円前後。
つまり、約2年でトルコリラは円に対して62%の価値、つまり4割程度価値が減少したということです。
これでは、トルコリラ円は買いで臨むことは難しい状況でした。
しかし、週足チャートで見ると下落トレンドのラインを若干上抜けつつありますので、復調の兆しを期待させる形状になっています。
それでは、日足チャートでもう少し細かく見てみます。
トルコリラ円日足チャート
直近では高値34.000-低値32.500前後でレンジを形成しています。
見る限り、34.000は何度もトルコリラ高を阻んているため、強いレジスタンスになっていることが見て取れます。
ただ、定石で言えば、34.000を上抜けしたポイントでトルコリラ円ロングをしてもいいかなと感じます。
トルコリラ円について
現在、ハチ転びはトルコリラ円のポジションは持っていません。
政情不安やエルドアン政権の強権体制、米ドル高に伴う新興国からの資金流出のフローなどトルコリラに対して様々な向かい風はあるものの、底値が堅いようであれば、数万通貨程度ロングをして塩漬けにしてもいいかな?と考えています。
特に下落幅を例えば30.000~25.000(余裕をもってこのくらい?)くらいまで下落を許容した場合、スワップポイントでどの程度もっていればリスク相殺できるか?などを次回記事で考えたいと思います。
それでは、今日もよろしくお願いします!
ハチ転び-(; ・`д・´)-
【業界取引コスト最安値水準】スプレッド米ドル円0.3銭(原則固定)をはじめ主要通貨ペアは業界最安水準!トルコリラ円のスワップ金利は業界最高水準の1日115円(固定)、豪ドル円は50円(固定)などスワップポイントでも定評のあるFX会社です。私も利用しているFX会社のうちの1社です。口座お持ちでない方は是非ご覧ください。