3月の米利上げ確率は?
おはようございます。
週末は色々な所用でバタバタしていました。
平日より疲れたかもしれないハチ転びです(-_-
さて、先週金曜日(日本時間では土曜日)にイエレンFRB議長の演説がありました。
内容は当然、「アメリカの3月利上げ」に対して。
ブラックアウト期間前でマーケットとの対話の最終局面のタイミングでしたが、まさに“倍プッシュ”してきた訳です。
3月の利上げの必要性、そして2017年3回の利上げも明言する超タカ派発言でした。
その結果、マーケットどうなったのか?
まずはチャートを振り返ります。
先週のマーケットの振り返り
米ドル円日足チャート
米ドル円の日足チャートです。
あれ?米ドル上昇してないぞ( ゚Д゚)
そうなんです。
イエレンFRB議長の演説以降、ベーシックに考えれば「米ドル利上げ可能性高まる=米ドル買い」のフローですが、114円台ミドルまで上昇するものの、最終的には114円台前半で先週を終えています。
利上げの可能性が上がらなかったのでそうか?
FEDウォッチの値は?
先週から定点的にチェックし、当ブログで取り上げているFEDウォッチ。
過去のキャプチャはコチラの記事へ掲載中ですので、併せてご覧ください。
参考記事:■FEDウォッチから見る米3月利上げについて(3月3日時点)
さて、3月の利上げ確率ですが、8割弱の水準まで上昇しています。
マーケットは「3月利上げは有る」とみているのは間違いなさそうなのですが、米ドルは上がりませんね。
米ドルがそこまで上昇しなかった理由
米ドルがそこまで上昇しなかった理由を考えてみました。
・イエレンFRB議長の演説前の時点で米3月利上げは既定路線化していた(連日のFRB高官のタカ派発言で)
・利上げを確実視した層からの利益確定売りのボリュームが膨らんだ。
・米ドル円115円にオプションがあり、売り圧力が大きかった。
などです。
うーん、どれもありそう”(-“”-)”
今週はブラックアウト期間でこれ以上のFRB高官の発言はありませんし、3月利上げは既定路線のため、今の流れを考えると米ドル安へジリジリと推移していきそうな気がします((+_+))
今週(3/6~)の注目経済指標
ハチ転びが独断と偏見で選ぶ注目経済指標です。
今週は雇用統計はあるものの、FOMC待ちという事もあり(まぁ利上げなのでしょうが)、そこまで大きくマーケットは動かないかも知れません。
ただ、こういう時こそ要注意なんですよね。
それでは、今週の注目経済指標をチェックしてまいりましょう。
3月6日(月)
09:30 豪州 小売売上高
3月7日(火)
12:30 豪州 RBA政策金利&声明発表
22:30 米国 貿易収支
3月8日(水)
22:15 米国 ADP全国雇用者数
24:30 米国 週間原油在庫
3月9日(木)
10:30 中国 消費者物価指数
21:45 欧州 ECB政策金利&声明発表
22:30 米国 新規失業保険申請件数
3月10日(金)
22:30 米国 雇用統計(非農業部門雇用者数)&失業率&平均時給
いまのポジション
先週からの持ち越しは米ドル円ロングのみ。
ただ、週初の状況を見て短期戦略を見直しするかもしれません。
ちょっと週初は様子見というところです。
それでは、今週もよろしくお願いします!
ハチ転び-(; ・`д・´)-