スワップポイントを受け取るには?
スワップポイントとは2つの通貨間の金利差という説明をしました。
(☆「スワップポイントとは」の説明をご覧になりたい方はコチラのページをご覧ください)
スワップポイントを受けとる権利を得るには条件があります。それは、ロールオーバーするということです。ロールオーバーとは、ポジションを持ち越すという意味ですが、具体的にはニューヨーク市場のクローズのタイミングを跨いでポジションを保有している必要があります。
具体的説明します。
ニューヨーク以市場は市場の稼働時間が夏と冬で異なります。それを夏時間、冬時間といいますが、夏時間の場合には日本時間にしPM22:30~AM6:00です。冬時間になるとPM23:30~AM7:00です。日本時間にして早朝でもあるこのニューヨーク市場クローズの夏時間6:00(冬時間7:00)を1回超えてポジションを保有しているとスワップポイントを1日分得られる権利が与えられます。2回超えてポジションを保有し続ければ、スワップポイントは2日分となります。ちなみにスワップポイントの付与時間に関してはFX各社で若干異なりますので、その時間の前後を狙ってFXトレードをしたい方はFX会社のホームページを確認して見てください。
スワップポイントが一気に3日分貰えるタイミングがある?
え?って思いますよね?説明します(‘◇’)ゞ
結論から言うと、土日を跨ぐと3日分のスワップポイントを得る権利が与えられます。
理由としては1点目に土日が休日という事が挙げられます。土日休日は世界市場共通です。稀に月曜日も市場が祝日で休場の場合には4日分、5日分というケースもあります。
そして2点目にスワップポイントは取引完了の2営業日後に受け渡しになるという特性があります。そのため、土日から逆算してニューヨークの水曜日から木曜日にかけて(日本時間では木曜日の夏時間だとAM6:00、冬時間だとAM7:00)ポジションを保有し木曜日に決済をした場合、本来なら2営業日後に受け取れるはずが、土日が休場のため受け取りは月曜へずれ込みます。そのため、通常より2日間余分にかかってしまうため、合計3日分のスワップポイントが受け取れるという仕組みです。
木曜早朝を狙ってFXトレードする場合の気を付けるポイント
「じゃあ、水曜日のニューヨーククローズ5分前にポジションを持って、クローズ5分後にポジション決済すればボロ儲けじゃん(; ・`д・´)」
そう思いませんか?私はそう思いました(;^_^A
ただ、スワップポイント狙いに関わらず、早朝のFXトレードには注意が必要です。
(1)スプレッドが広がっている時がある
FX会社は原則固定スプレッド(例外あり)でスプレッドを米ドル/円0.3銭などで提供してたりしますが、それはあくまで原則であって、例外は存在します。往々にして例外とは取引量が過度に多い時か、過度に少ない時です。そう言った場合には相場が荒れやすい側面があります。このように相場が不安定な時間帯の場合、FX会社がFXトレーダーへ提供するスプレッドの数値も不安定化しやすく、通常0.3銭が10倍の3.0銭で提供しているケースもあります。そのため、スワップポイント以上の手数料損失を出してしまう可能性がありますので、くれぐれも注意しましょう”(-“”-)”
(2)流動性が高いことに伴う為替リスク
相場が荒れているということは、為替レートも短時間で大きく変動しているということです。その場合、当初想定している以上の損失を被る可能性もあります。従って、無理のないトレード数量で無理のないタイミングでの売買を行うことが最も良いと思います。
しかし、実際にスワップ3日分受け取れるタイミングを利用して利益を上げているFXトレーダーがいる事も事実です。そのため、もし興味があれば取引数量などを少額にするなど自分で許容できるリスクをしっかり見極め、コントロールした上で臨むようにしてくださいね(^_-)-☆
ハチ転び(。-`ω-)